ブラスト加工のご相談はコチラ
- 0244-42-1083 営業時間 8:00~17:00
- 無料お見積もり
ミルスケール除去は、鋼材の酸化被膜を削り取る方法の一つです。鋼材は様々な場所で使用されており、材料の大きさや形も多岐にわたります。塗装してから使用する場合、下地処理が必要です。酸化被膜があれば、除去しておきましょう。
こちらでは、黒皮材とは何か、塗装のポイントについてもご紹介いたします。
黒皮はミルスケールとも呼ばれる酸化被膜で、いわゆる黒サビです。鋼材の熱間圧延加工では、1000度程で熱して材料を変形させるため、冷やしたときに材料表面が酸化し、黒皮が発生します。材料表面が黒サビに覆われるとザラザラした手触りになります。このような特徴から、黒皮材といわれています。ちなみに、冷間加工では黒皮は発生しません。この材料をミガキ材と呼びます。
どのような鋼材でも黒皮材かミガキ材かを指定して購入します。指定しないとどちらの材料が入荷するかがわかりません。鋼材の種類により、黒皮材またはミガキ材のみの鋼材、両方ある材料があり、ミガキ材よりも黒皮材のほうが材料の購入料金は安い傾向にあります。黒皮は材料をサビから守る役割を担うものの、密着強度や表面の精度はあまり高くありません。
また、酸化被膜といってもピンホールや凹凸もあり、必ずしも材料全体を覆っているとは限りません。そのため、防腐目的で使用することは少ないのです。
黒皮材は黒い被膜で覆われているので、美観を求める部分には使えません。また、寸法精度があまりよくないため、精度を求める部分にも使いにくいでしょう。車のボディや筐体などのように、強度はあまり必要なく、大きな面積を必要とする部分に適した材料です。鋼材は鉄が含まれるため、使用前には防腐処理を行います。防腐処理の一つが塗装です。
ただし、黒皮材の上から塗装すると黒皮によって剥がれやすくなるため、塗装前には黒皮を除去する必要があります。除去方法の一つに挙げられるのがミルスケール除去なのです。
塗装は、鋼材の黒皮を取り除いた後に行います。黒皮材を使う場合は、ミルスケール除去のコストがかかることも押さえておきたいポイントになります。
黒皮は材料表面との密着性が低く、油分を多く含んでいるために、表面が硬く塗装が付着しにくいです。そして、黒皮は厚さが不均一であり、クラックも入っており、密着性が悪く、塗装の下地としては適していません。
鋼材を塗装する場合、密着性を高めるために黒皮を除去してから塗装します。ショットブラスト加工は、黒皮除去方法の一つです。細かい粒子を材料表面に吹きつけて、粒子によって表面を削り取ります。ショットブラスト加工を行うと、鋼材表面に凹凸ができ塗料が密着しやすくなります。鋼材に塗った塗装を長持ちさせるには、黒皮除去で下地を作ることが大切です。ショットブラスト加工による下地処理を行うと、材料に塗料が馴染みます。
ただし、3mm以下の薄い板材をショットブラスト加工してしまうと変形するので、そのような板材は酸洗いで黒皮を除去します。酸洗いは酸で鋼材を洗い、黒皮を溶かして除去する方法です。
車や屋根で塗装するときは重ね塗りするように、鋼材も塗装するときの基本は重ね塗りです。ミルスケール除去を行った後には、サビ防止のための下塗りを行い、次に防水性や防汚性などの性能を持たせるための中塗り、最後に製品をイメージ通りのカラーにするための上塗りを行います。
下塗りを行うことによって、中塗りや上塗りの塗料の密着性を高め、材料に塗料が染みこむのを防ぎます。このように塗装は1回では完成せず、下塗り、中塗り、上塗りという工程を踏みます。それぞれの工程で塗装した後は塗料を乾燥させ、乾いた後に次の塗料を塗ります。
熱間加工した鋼材は、熱によって材料表面に黒皮が発生します。黒皮材と呼ばれる鋼材は、表面に酸化被膜である黒皮ができているために、そのまま塗装するには適していません。塗装するならば黒皮を除去する必要があり、ショットブラスト加工による除去が可能です。加工後の塗装は重ね塗りでサビを防ぎ、美しく仕上げられます。
株式会社SKブラストではご要望に合わせて、適切なブラスト加工を行っております。ショットブラストだけでなく、移動式ブラストのバキュームブラストなども導入しており、よりお客様のニーズに応えたサービス提供が可能です。お見積りは無料で対応いたしますので、料金などについて知りたいときは、お気軽にお問い合わせください。
会社名 | 株式会社 SKブラスト |
---|---|
住所 | 〒960-1636 福島県相馬郡飯舘村前田古今明220 |
TEL | 0244-42-1083 |
FAX | 0244-42-0584 |
URL | https://sk-blast.com/ |
設立 | 2019年6月21日 法人化 |
代表者 |
|
資本金 | 300万円 |
事業内容 | 公共事業に使用される海岸消波ブロック、護岸ブロック、ブロック二次製品の金属型枠のショットブラスト・サンドブラストを利用した錆落とし、防錆塗装並びに保守を主なサービスを行っております。新たに導入した移動型循環式ブラストにより構造物(橋梁、インフラ設備、プラント設備(発電所))での作業が可能となりました。またテトラ関連の雑貨品の販売をはじめました。 |
詳しくはこちら