【ショットブラストの費用】重機と建機の概要・サビに潜むリスク

重機とは

重機は、土木や建設の工事現場で使用されるパワーショベルやブルドーザー、クレーン車など、動力機械類の総称です。一般的には1人もしくは2人が乗り込んで、動作させる車両という定義があります。そのため、バックホーやホイールローダーなどに加え、ダンプカーも重機の一種です。

建機とは

建機について辞書などで調べると、「建設機械の略称でパワーショベルやクレーン、ブルドーザーなど、建設や土木の作業に用いられる様々な機械類の総称、重機」と記されています。一般的に土木や建設の作業に使用される機械類すべてが該当するもので、車両以外の機械も含まれるのが特徴です。

そのため、固定式のタワークレーンのような機械やコンクリート破砕機といった手持ちで使用する機械も建機として扱われます。また、上述したように辞書などには建機のことを重機とも記しており、両者はほとんど同じ意味で使用されている言葉といえます。

サビが発生する理由

金属などに発生するサビは、酸化物のことです。例えば、鉄のサビは表面に付着した水分と酸素が反応し、酸化することによって生じます。鉄鋼製品は、鉄鉱石を炭素で還元して鋼にしたものであり、人の手によって作り出されています。

鉄鋼製品の原料である鉄鉱石は、常に大気中の酸素や水分にさらされているため、鉄は酸化している状態のほうがむしろ自然な状態といえます。つまり地球の大気中に酸素や水分が存在している限り、サビの発生を食い止めることはできないということです。その証拠に真空中ではサビは発生しません。

サビを放置した場合の危険性

鉄などの金属に発生したサビをそのまま放置しておくと、最初は小さかったサビの部分が時間の経過とともに金属全体に広がっていきます。サビというのは金属が腐食することでもあるため、最初は表面的に小さなサビであっても次第に金属の内部にまで侵食していくのです。

そのため、サビを放置すると重機や建機などの機械内部にまで進行してしまい、大きな事故にもつながりかねません。また、重機や建機のパーツにサビが生じることによって耐久性が落ちて故障の原因になる、重機や建機の寿命を縮めるおそれもあります。

金属のサビはどのように対処する？

金属がサビるという現象を完全に防ぐことは難しいですが、サビにくくすることはできます。その方法の一つがショットブラストによる加工です。サビの進行を防ぐためには塗装を剥がれにくくすることが重要であり、その塗装を剥がれにくくする加工をショットブラストで行います。

また、仮にサビが発生した場合でも、ショットブラストでサビや汚れを落とすことも可能です。重機や建機を長持ちさせるなら、ショットブラストによる加工を検討してみてはいかがでしょうか。