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黒皮の除去は金属の塗装の密着性を高め、強度や耐久性を向上させる効果があります。表面処理を行う前に表面処理の基礎知識や黒皮の注意点を知っておくことで、適切な方法を選び、無駄なコストを削減できるでしょう。
こちらでは、表面処理方法や黒皮を磨く際の注意点などを解説いたします。
表面処理とは、金属や木材などの材料の表面に処理加工をすることです。表面処理の方法は「除去加工」と「付加加工」の2種類があり、材料や用途によって方法が異なります。表面処理の目的は、材料の侵食などから保護する、性能を向上させる、装飾などがあります。正しい手順で加工しないと失敗する可能性もあるため、注意しなければなりません。こちらでは、表面処理の工程を解説いたします。
金属の表面に付着している油やホコリなどを除去します。除去する方法としては原液をそのまま使用する「溶剤脱脂」と、薬品を希釈して脱脂する「アルカリ脱脂」が挙げられます。溶剤脱脂は原液を使用するため、少量処理に向いています。
表面のミルスケールや赤サビ、溶接スケールなどを除錆剤によって化学的に除去することです。除錆剤はリン酸、硫酸、塩酸などの酸を含んでおり、サビはこれらの酸に反応して溶解されます。また、除錆剤には抑制剤が配合されているため、サビの過度なエッチングを抑えてくれる働きもあるのです。
表面処理工程の皮膜化成の性能を向上させて、時間を短縮させるために行う工程です。表面処理を行うことで結晶が緻密になり、皮膜化成処理にかかる時間を短縮させるメリットがあります。表面調整剤を使用すれば、スプレー用の皮膜化成材は1~2分で皮膜化成することができます。皮膜化成の前には欠かせない工程です。
皮膜化成とは、塗装までの金属を防錆することや、塗装の耐食性・密着性を高めることを目的としている工程です。鉄鋼を処理する場合に使用されるのが、「リン酸亜鉛皮膜」と「リン酸鉄皮膜」です。リン酸亜鉛皮膜は耐食性に優れ、リン酸鉄皮膜は管理するのが簡単です。皮膜化成処理は、皮膜剤が金属と反応して表面に水に溶けない皮膜化成を作り、金属の防錆効果や塗料の密着性、耐食性を高める働きがあります。
黒皮とは熱間圧延で加工された鉄鋼の表面にある酸化皮膜のことで、ミルスケールとも呼ばれています。熱間圧延では1000度前後の高温で加工されるため、加工中は鉄鋼が真っ赤になり、そのまま空気にさらされ続けることで鉄鋼の表面に酸化鉄が表れます。これが黒皮です。黒皮は表面しか形成されず、サビから鋼材を守る役割があります。
鉄鋼を購入する際には、黒皮つきまたは黒皮なしどちらも購入することができますが、料金が安いため、黒皮つきで購入して溶接する箇所だけを処理することも少なくありません。
理由としては、溶接を行う部分に有害な黒皮やサビ、塗料、油分があると密着しないためです。また、黒皮を除去せずにそのまま加工をすると、溶接するときに黒皮を巻き込んで、金属表面のくぼみ孔のピットや金属内に気孔ができるプローホールなどの欠陥溶接になってしまいます。そのうえ、溶融したところが安定せず、フラフラした状態になり、見た目もよくありません。
他にも、配管溶接をする場合は、不活性ガス溶接の「Tig溶接」を用いることが多いです。Tig溶接を施工する際に黒皮が湧き出ると、溶接ができないおそれがあります。
こうした理由から、金属についている黒皮は除去するのが望ましいと考えられているのです。
黒皮を磨く際には、溶接中に黒皮が溶け出して溶接部に侵入してくるのを避けるために、開き先の肩部分から20mmは磨くようにしてください。また、磨きすぎると肉厚低下を招くため、削るときのグラインダーの歯の選定は慎重にしなければいけません。金属を使用する場所によっては金属の肉厚管理が厳しく、1mm単位でチェックがあるところもあるため、磨きすぎには注意が必要です。
黒皮を除去する方法としてブラスト加工があります。ブラスト加工は表面処理工法の1種で、ショットブラストなどのブラスト専用機材を使って研磨剤を金属に打ちつけ、表面の異物を除去します。金属のメッキ加工前や塗装前に使用し、綺麗に加工できるよう処理する役割を担っているのです。
株式会社SKブラストでは、ブラスト加工に必要な最新設備を揃えており、金属の性質や特性を考慮しながら正確に表面処理を実施いたします。ブラスト加工の内容や料金などでご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
会社名 | 株式会社 SKブラスト |
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FAX | 0244-42-0584 |
URL | https://sk-blast.com/ |
設立 | 2019年6月21日 法人化 |
代表者 |
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資本金 | 300万円 |
事業内容 | 公共事業に使用される海岸消波ブロック、護岸ブロック、ブロック二次製品の金属型枠のショットブラスト・サンドブラストを利用した錆落とし、防錆塗装並びに保守を主なサービスを行っております。新たに導入した移動型循環式ブラストにより構造物(橋梁、インフラ設備、プラント設備(発電所))での作業が可能となりました。またテトラ関連の雑貨品の販売をはじめました。 |
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