ブラスト処理とは？価格やショットブラストの特長、金型関連での用途について

ブラスト処理とは、小さな粒や粉状のメディアを噴射して対象物に衝突させ、表面を処理する加工方法です。ショットブラストともいわれ、様々な特長や目的を持っています。また、価格の決定においても通常の金属加工とは異なるので注意が必要です。

こちらでは、ショットブラストの特長や価格、そしてブラスト処理や金型関連での用途などについてご紹介いたします。

金属の表面加工で、小さな粒や粉状のメディアを噴射して対象物に衝突させ、表面を処理する工法をブラスト処理といいます。鋼材の表面は滑らかなので、摩擦抵抗力を得るためには表面に凹凸を作らなければなりません。そのために必要となる処理方法のひとつがブラスト処理です。

ブラスト処理には様々な目的があります。

鋼材など対象物の表面に凹凸を作るという意味では目的は同じですが、ブラスト処理をした後の目的は千差万別です。例えば鋼材ひとつとっても接合するためにブラスト処理を行う場合もあれば、サビの進行を抑えたり塗装を長持ちさせたりするために行う場合もあります。

ここからはショットブラストの用途について見ていきましょう。ショットブラストは主に次の4つの用途で使用されています。

ここからはショットブラストの特長や価格についてご紹介しましょう。

ショットブラストは、モーターで高速回転させたブレードという歯車に、ショット（金属の粒子）という研削材を吹き付けて金属の表面を加工します。ブラストにはサンドブラストという加工方法もありますが、一般的にはショットブラストの方がより大きな物への加工や大量加工が可能です。また、ショットブラストは焼入れ後の工程に仕上げとして行う表面加工で使用されることもあります。

ショットブラストは、価格面での特長も見られます。ショットブラストの価格はインターネットなどで検索してもはっきりとした単価や価格はなかなか出てきません。それはショットブラストの価格がいくつかの要素によって変動するからです。

ショットブラストの価格は地域差や市場、仕様、納期、輸送方法と距離などの要素によって変動します。これらの要素を調整できればショットブラストを低価格で行うことも可能です。

株式会社SKブラストはショットブラストだけでなく、サンドブラストやバキュームブラストに対応しています。ショットブラスト加工を行うマシンは、大型スチールショットブラストマシンと小型グリッドブラストマシンがあり、ショット機に入らない大きな対象物にはサンドブラストマシンを使用します。

ショットブラストは金型関連のパーツの表面処理などにも使用されます。例えば、金型の表面にショットブラストでシボ加工を行うことがありますが、これは金属表面などに高級感を出すのが狙いです。また、このシボ加工を行うことで見た目だけでなく、さわり心地や汚れ防止など、機能面での向上も期待できます。

「シボ」というのは、成形品の表面についたしわ模様のことで、烏帽子の凹凸模様をそのように呼ぶことを語源とする言葉です。プラスチック成形品の表面に模様などを転写することがよくあるのど同様に、成形品に模様や凹凸を設けるために金型のキャビティ表面へショットブラストでシボ加工を行ったりもします。このシボ加工では単純な凹凸模様だけでなく、漫画のキャラクターや文字の加工も可能です。

ブラスト処理とは、鋼材やガラスなどの表面の粗さを均一化することや、金属などの表面のサビや汚れを落とすなどの特長がある処理方法のことです。今では鋼材だけでなく金型などにもブラスト処理が施されています。

ショットブラスト加工に関することなら、株式会社SKブラストまでお気軽にご相談ください。お話を伺い、最適なブラスト加工をご提案いたします。

お電話：0244-42-1083（営業時間8:00～17:00）